脳血管疾患

脳血管疾患とは、脳の血管に何らかのトラブルが生じ、脳細胞が死滅する病気の総称です。脳血管疾患は、主に下記の3つでよく知られていると思います。

● 脳梗塞
● 脳内出血
● くも膜下出血

上記のような症状は、発見が遅れれば死に至るのはもちろんのこと、命を取り留めたとしても脳にダメージを受けたことにより「麻痺」「言語障害」といった後遺症や、「認知症」を発症してしまう恐ろしい病気です。

高齢者の年代別の死因

2017年に厚生労働省で、公表されている年代別の死因についてまとめましたので、下記をご覧ください。

● 90代
1位・・・心疾患(90~94歳)/老衰(95~99歳)
2位・・・老衰(90~94歳)/心疾患(95~99歳)
3位・・・悪性新生物(90~94歳)/肺炎(95~99歳)
4位・・・肺炎(90~94歳)/悪性新生物(95~99歳)
5位・・・脳血管疾患

● 80代
1位・・・悪性新生物
2位・・・心疾患
3位・・・脳血管疾患(80~84歳)/肺炎(85~89歳)
4位・・・肺炎(80~84歳)/脳血管疾患(85~89歳)
5位・・・老衰

● 70代
1位・・・悪性新生物
2位・・・心疾患
3位・・・脳血管疾患
4位・・・肺炎
5位・・・不慮の事故

● 65~69歳
1位・・・悪性新生物
2位・・・心疾患
3位・・・脳血管疾患
4位・・・不慮の事故
5位・・・肺炎

情報元:厚生労働省

脳血管疾患の予防策

脳血管疾患の主な原因は、「高血圧」「動脈硬化」「高血糖」「脂質異常症」などです。これら一つ一つが軽症であっても、各原因が複数合わせ持つことで、脳血管疾患の引き金となります。

◇ 生活習慣の改善

基本的には、不規則な生活習慣を改善することで、脳血管疾患を予防することが出来ます。

● バランスの摂れた食事
● 適度な睡眠時間の確保
● 喫煙やアルコールを控える
● ストレスを溜めない
★ 適度な運動

などを心がけることで、脳血管疾患の発症のリスクを限りなく抑えることが出来ます。中でも、適度な運動については、介護保険サービスの利用で補えます。

たとえば、通所介護(ディサービス)です。通所介護(ディサービス)は、体を動かすレクリエーションやリハビリを行っている施設が沢山あります。

また、通所介護(ディサービス)を利用することで「朝起きて、昼間には適度に運動、夜に就寝」といった生活にメリハリができるので、脳血管疾患の予防に繋がります。運動の機会や不規則な生活をしている方は、こういったサービスの利用をされるのも一つの方法です。