訪問介護

◇ 対象者

● 「要支援」認定を受けている方。
● 「要介護」認定を受けている方。

世間一般で「ホームヘルパー」と言われているのが、訪問介護です。訪問介護の中にも、大きく分けて3つのサービス形態があります。

身体介護

主に、体に触れケアを行う介護が「身体介護」といいます。身体介護にも種類がありますので、ご覧ください。

● 排泄介助
● オムツ交換
● 歩行介助
● 体位交換(体の向きを変える)
● 着衣交換
● 食事介助
● 入浴介助
● 通所介護などの送り出し出迎え。
● 服薬介助

など

生活援助

分かりやすく言えば、「家事代行」です。生活援助には、いくつか種類がありますので、ご覧ください。

● 調理支援
● 食事のセッティング
● 掃除、洗濯、ゴミ出し
● 買い物代行(嗜好品(タバコ・酒など)はNG。生活する上で必要な物のみ。)

など

しかし、同居人がいる家庭での生活援助は、原則認められていません。

生活援助の例外利用

● 同居人が疾病や障害を持っている場合
● 同居人が要介護者もしくは要支援者の場合
● 同居人が著しく長時間労働のため不在にしている場合。

等が挙げられます。3つ目に関しては、単に日中独居というだけでは利用は出来ません。そのような状況で利用をする場合には、本人および家族とケアマネジャーを中心とした専門職とで「なぜ生活援助が必要なのか」を話し合う必要があります。そして、話し合った結果を自治体に報告しなければなりません。

仮に、話し合った結果が「必要」となった場合でも、自治体が「NO」と判断をすれば利用はできません。

通院時乗降介助

こちらは、介護保険で利用ができる「介護タクシー」です。しかし、行き先は制限されますので、下記をご覧ください。

● 通院の往復
● 選挙投票の往復
● 市区町村へ手続きをするための往復
● 金融機関の手続き、引き落としなどの往復
● 今後利用予定のある通所介護や介護福祉施設への見学の往復

料金の支払いは、上記サービスのみが介護保険の適用となるため、運賃については、通常のタクシー同様に支払う必要があります。そのため、その場で支払うのは運賃のみで、乗降介助(介護保険)の部分については、翌月払いとなります。

イメージとしては、「運賃(その場払い)」と「介護保険サービス(翌月払い)」と分けられています。

サービス費用の一例

種類 時間 単位数 およその自己負担額
身体介護中心型 20分未満 165単位 165円
20分以上30分未満 248単位 248円
30分以上60分未満 394単位 394円
1時間以上1時間30分未満 575単位

(左記の時間から30分増すごとに+83単位増加)

575円

(30分増えるごとに+83円増加)

生活援助中心型 20分以上45分未満 181単位 181円
45分以上 223単位 223円
通院時乗車・降車等介護(片道) 98単位

(介護単位のみ。運賃は含まない)

98円

(介護料金のみ。運賃は含まない)

(介護料金のみ。運賃は含まない)
※地域によって料金に対象の差異が生じることがあります。
※サービス加算については、利用する施設もしくは担当ケアマネジャーにご確認ください。